【200人目でありがとう
サイトを開設して以来、今回でもう200人の俳優を紹介したことになります。
僕は忙しい時もそうでない時も、とりあえず「今週のスター」だけは更新してきました。かなりマンネリ化しているのに、よくぞ飽きずにここまで続けてこられたもんです。
実のところ、このコーナーだけは僕も適当に書いていたんですけど、だからかえって今まで続けてこられたんじゃないのかなぁなんて思うんです。自慢して良い事なのか悪い事なのか、どっちなのやら。でもいつも自分の思った事を自分の言葉で書いてきたのは誇りに思うようにしています。
もちろんこれはリクエストしてくれた沢山の読者たちに勇気づけられたお陰でもあります。
まだまだ紹介していないビッグスターは大勢いるので、この先が自分でも楽しみです。
これからも「今週のスター」はマイペースで更新していきますんで、読者の皆様、何卒よろしくお願いします。

ウォルター・ブレナン

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ウォルター・ブレナン  

 記念すべき200人目に大物をもってこないのは僕の嫌らしい性格。今週はウォルター・ブレナンというマニアックな役者を紹介しちゃおう。ブレナンの大ファンという人は、相当なクラシック映画ファンに違いない。リクエストも案外あったしね。

 ブレナンは「脇役」としては世界一偉大な人物。しかし世界一有名でないのは、彼の出演作がすべて脇役だったから。もともとエキストラ出身なので、筋金入りの脇役だ。僕はファミリー映画「小びとの森の物語」(67)でブレナンが準主役(しかも二役)をやっているのを見たことがあるが、おそらく彼の主演作といえる物はこれ一本を数えるのみだろう。しかしそんなことはどうでもいい。何度も言うように、ブレナンは脇役スターなのだから。

 あまり賞のことで褒めたくはないが、アカデミー賞に助演賞部門が開設されてから僅か5年の間に3回も助演男優賞を受賞した快挙はやっぱり凄い。ブレナンは40年代にかけては、トマス・ミッチェルと並び、もっとも傑作に恵まれた脇役俳優だったと思う。憎めない悪役ロイ・ビーンを演じた「西部の男」(40)を含めて、とりわけ西部劇がうまかった。ゲーリー・クーパーと馬が合ったのか、41年には「ヨーク軍曹」、42年には「打撃王」でも共演し、クーパーのツッコミ役として羽振りを利かせたみたいだ。

 ブレナンの出演映画の監督で、注目すべきはホークス、キャプラ、フォード、ワイラーだろう。この4人の監督は僕はアメリカでもベスト1を競う大監督だと思うのだが、ブレナンがこの四大巨頭の傑作に出ていたことは名誉なこと。だから僕はブレナンを尊敬する。先々週当サイトでも特集したホークスの「リオ・ブラボー」(59)のコメディ・リリーフぶりももちろんだけど、キャプラの「群衆」(41)で演じた浮浪者役のキャラクターがまた実においしかったことか。ブレナンがふにゃっとした声で<亡者>について力説するシーンは、世にもおかしな名演技。ブレナンはプライドの高い老人を演らせたらピカイチである。

 

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