三木聡監督
小ネタ王の異名をとる三木聡監督は、天才なせいか、話し方、物の例え方などがちょっと常識離れで、一般人のセンスでは理解しがたいところはありましたが、さすが監督とあって、舞台挨拶でも4人をしっかりとまとめていました。
質問「あの小ネタは、いつどこで浮かぶのですか?」
三木「幼稚園のころに木琴を叩いていたら急に木琴の玉がとれちゃって、それが一番最初の小ネタっぽい出来事だったかな。小ネタは5歳の頃からの積み重ねです。それがいつの時点で起きたことだったかまでは覚えてないけど、なんとなく過去の出来事を思い出して作っていく。追いつめられているうちに思い出すことが多いです」
質問「監督からお客さんにメッセージをお願いします」
三木「これだけの俳優とスタッフが集まって、こんなにくだらないことをやる機会はあまりないと思うから、その意味では僕自身も貴重な体験ができたと思います。自分なりの面白味を映画の中で見つけてください。怒ってもらってもいいです。たとえ怒ってても観客の感情が動くことは監督にとっては嬉しいんですよ。『転々』はお客さんを束縛しない、自由な見方ができる映画なので、楽しんでいただければと思います」
公式サイト→http://tokyosanpo.jp
レポート&写真撮影:澤田
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