週刊シネママガジン特別企画名言集ケビン・コスナーの言葉

ケビン・コスナーの言葉

ケビン・コスナー

自分はただの人間で欠点をすべて持ち合わせているんだってことに気が付いたら気持ちが楽になった。
「newFLIX誌/1991年5月号」ビクター音楽産業

 

<解説>
ケビン・コスナー絶頂期のインタビューから。
俳優は、有名になると、今までとは世界がだいぶ違って見えるという。みんなが丁寧にドアを開けてくれたり、贈り物をくれたり。「あなたと会話がしたい」といって色々な有名人と知り合いになる。そうして自分がスーパースターになったことをようやく自覚する。そして、それが自分にとって耐えられない重荷になっていくのだ。「スーパースターは完璧にかっこよくなくてはいけない」。あらゆるプレッシャーがのしかかる。いつの間にかお腹が出てきて、以前はいていたズボンがはけなくなって、自分がスターであることに悩み出す。それが精神をむしばんで、やがては病気になる俳優だっている。
ケビン・コスナーは、自分はスターじゃなくて、普通の人間だと思うことで心にゆとりをもたせているのである。

2005年5月22日