ケビン・コスナーの言葉
<解説>
ケビン・コスナー絶頂期のインタビューから。
俳優は、有名になると、今までとは世界がだいぶ違って見えるという。みんなが丁寧にドアを開けてくれたり、贈り物をくれたり。「あなたと会話がしたい」といって色々な有名人と知り合いになる。そうして自分がスーパースターになったことをようやく自覚する。そして、それが自分にとって耐えられない重荷になっていくのだ。「スーパースターは完璧にかっこよくなくてはいけない」。あらゆるプレッシャーがのしかかる。いつの間にかお腹が出てきて、以前はいていたズボンがはけなくなって、自分がスターであることに悩み出す。それが精神をむしばんで、やがては病気になる俳優だっている。
ケビン・コスナーは、自分はスターじゃなくて、普通の人間だと思うことで心にゆとりをもたせているのである。