No.002
ケビン・コスナー
Kevin Costner(1955〜)
”アメリカの誠実”を教えてくれる名優
ケビン・コスナー、大人気スターである。 彼が今のような人気を得たきっかけとなった作品は「フィールド・オブ・ドリームス」である。この作品で、ケビン・コスナーは典型的なアメリカの家庭の父親を演じていたが、これがキネマ旬報ベスト・テンで第2位になり、世界的に絶賛された。 自信を得たコスナーは今度は監督業に進出し、西部劇「ダンス・ウィズ・ウルブス」で自分で自分を演出、何とアカデミー賞を受賞する快挙を遂げ、日本でもキネマ旬報ベスト・テン第1位に選ばれた。 コスナーの名声は一気に高まり、ますますエンジンがかかる。そのとき彼は最も注目されるスターとなっていた。そして翌年「JFK」も高い評価を受け、さらに「ロビン・フッド」がメガヒットを飛ばしたのである。 |
■主な出演作品 ファンダンゴ(84) アンタッチャブル(87) 追いつめられて(87) さよならゲーム(88) フィールド・オブ・ドリームス(89) ダンス・ウィズ・ウルブズ(90) リベンジ(90) JFK(91) ロビン・フッド(91) ボディガード(92) パーフェクト・ワールド(93) 8月のメモワール(94) ワイアット・アープ(94) ウォーターワールド(95) ティンカップ(96) ポストマン(98) メッセージ・イン・ア・ボトル(99) ラブ・オブ・ザ・ゲーム(99) DVDの検索 |
どうしてそこまで人気があるの? ケビン・コスナーはいい。渋いし、出演作品はどれも面白いものばかり。 特に「アンタッチャブル」(衣装はジョルジオ・アルマーニ)、「JFK」のケビン・コスナーはかっこよく、ほれぼれする。 僕はケビン・コスナーを見ていると、どうしてもゲーリー・クーパーを思い出す。2人は顔自体似ているが、誠実なアメリカ紳士を演じたことが多いのも共通している。 しかしながら、人気スターにしては地味な印象というのも珍しい。普通っぽいおじさんというところが人気の秘訣なのだろうか。だから長い間目立たなかった。 僕の考えでは、ケビン・コスナーの人気のわけは以下の通りである。 ・ケビン・コスナーは普通にハンサムな普通のアメリカン・ジェントルマン。 ・ケビン・コスナーの作品には傑作が多い。 ・誠実そうで、頼りになりそう。 よく考えたら、人気の秘密もゲーリー・クーパーと同じだった・・・。 |