スタンリー・キューブリックの言葉
私は自分が映画作りについて何も知らないことを知っていた。しかし私は、その時見ていた大多数の映画より醜い映画は、自分は作ろうとしても作れないだろうと信じていた。醜い映画は私に映画作りに挑戦する勇気を与えてくれた。
<解説> 凄い映画を見て感動して映画監督になるのを夢みるのではなく、つまらない映画を見て、「これだったら俺の方がもっとマシなのを作れるぞ」と自信をつけて、映画監督になってしまった。天才といわれたキューブリックも、僕らと同じ普通の人間だったんだなぁと、ホッと一安心させる言葉だ。名作ばかり見るんじゃなくて、駄作を見て学ぶことも重要なんだねえ。
2004年7月10日