ロバート・ゼメキスの言葉
<解説>
リアルCGアニメーション3D映画「ポーラー・エクスプレス」で高い評価を得たゼメキス監督が、CGの可能性について語ってくれた。「ポーラー・エクスプレス」ではトム・ハンクスが少年を演じた。また、「フォレスト・ガンプ」ではトム・ハンクスとケネディ元大統領が握手するシーンが実現した。
CGだと何度でもやり直せるし、雨が降らなくても雨のシーンの撮影もできるわけである。カメラワークの位置を後から変えることもできるため、納得ができるまでゆっくり時間をかけて自分の思い通りの映像が作り出せるので、できないことはないと断言している。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でアナログ的な痛快娯楽大作を作った監督にしては、意外にもCGを肯定する発言である。
サイレント映画がトーキーになったことを映画史上最初の大事件とし、モノクロ映画がカラーになったことを第二の大事件とすれば、CGの登場は映画史における第三の大事件であろう。