Christina Ricci
US Actress (1980-)
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僕は世界で最も役者を見る目がある監督はウディ・アレンだと思っている。ウディ・アレンの映画に出てやっと一流といえるといっても過言ではない。まだ若いクリスティーナ・リッチも晴れてウディ・アレン映画「僕のニューヨークライフ」(03)に出演し、その才能を確実なものにした。この時彼女は23歳だが、声の質感などはまだまだ子供っぽいまま。初々しすぎる。
子役から順調に映画に出演しているし、現在最も高く評価されている演技派若手女優になるかもしれない。顔の形も丸顔でおでこが広くて、目はぱっちりしていて、つまり個性的である。僕は役者に一番大切なものは個性だと思っているので、リッチは今後大当たりする可能性が高い。小悪魔的なドキッとする魅力もある。
そもそもこれまでの出演作のほとんどが印象的である。「恋する人魚たち」(90)のときからこの子はちょっと違うなと思ってたけど、「アダムス・ファミリー」(91)に出てその不機嫌顔にノックアウトされ、「キャスパー」(95)も社会現象になった。「バッファロー’66」(98)ではビンセント・ギャロと二人芝居をやってのけたし、「スリーピー・ホロウ」(99)と「耳に残るは君の歌声」(01)ではジョニー・デップと共演、「私は「うつ依存症」の女」(01)と「モンスター」(03)では難役をマスターした。いやはや、恐るべき名女優である。
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