ジュード・ロウはアメリカ映画で活躍する俳優なので、僕はてっきりアメリカ人かと思っていたが、本当はイギリス人で、かつては英国舞台俳優のホープだったと知り、意外だった。名前はビートルズの『ヘイ・ジュード』から来ているとか。
12歳のころから演技を始めて、高校時代にテレビ出演し、高校を中退。二十歳くらいからロンドンで多数の舞台劇に出演し、アメリカにも進出。ブロードウェイで、トニー賞候補になる。「ガタカ」(97)、「オスカー・ワイルド」(97)で注目され、「スターリングラード」(00)あたりで人気が急上昇し、「ミュージック・フロム・アナザー・ルーム」(98)の恋愛青年役が再評価されて、ミーハーたちはめろめろ。「コールドマウンテン」(03)ではアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、現在は出演作も多い売れっ子のスターである。
僕がジュード・ロウを始めて見たのは「リプリー」(99)だった。ホモに好かれる役だった。僕はこれをクラスメートと一緒に見たが、相棒が「かっこええね」と言ったので、僕は「なるほど。こういう男がもてる男なのか」と一人で納得し、以後美形俳優のイメージは僕の中ではジュード・ロウでかたまった。他の美形スターのイメージとは、ヘアスタイルからして違っていた。ジュードはいつでも髪型がオシャレだった。
僕はSFが好きなので、「イグジステンズ」(99)と「A.I.」(01)のジュードが結構気に入ってる。「イグジステンズ」はちょっと異様なバーチャル・ゲームの世界、「A.I.」はロボットを描いた作品だ。後者は髪型もスゴイ。タップを踏むジュードが可愛かった。本当にポーカーフェイスがうまい俳優だ。
元妻はサディ・フロストで3人の子供がいる。サディ・フロストとは離婚後も、「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」(04)を共同製作している。ユアン・マクレガーらと映画製作プロダクション「ナチュラル・ナイロン」を設立したことでも有名だ。
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