ゴールデンウィーク中、家に引きこもって何をしていたかというと、ただひたすら「カートゥーンネットワーク」を見ていた。これがもう一度見始めるとやめられなくって。アメリカのアニメがこんなに面白かったなんて大発見である。毎回ひたすら侍の戦いを描いた「サムライ・ジャック」や、憎めないナンパなマッチョマンが遭遇するどこか不思議な出来事を描いた「ジョニー・ブラボー」なんかは、ただもう面白いなんてもんじゃなくて、演出の切れの良さやアイデアの斬新さに驚くばかりだった。
中でも最も興味をひくのは、日本のPuffyがあちらでえらく受けてるという話。Puffyは僕も昔っから好きで、これは絶対アメリカでも受けると好きになった頃から思ってたものだけど、まさか本当にあちらで大ヒットするとは。アニメまで出来ちゃうんだから凄いよな。これがどういうアニメなのか、前々から気になっていたんだけど、やっと日本に輸入された。向こうではPuffyがどのように視聴者の前に写ってるのか、日本人の目から見るのは何か奇妙ではある。
このアニメ、いきなりPuffyの歌「Hi Hi」から始まるけど、これがかなりパンクな曲で、その出だしのひと言が「ノリ!」。英語の歌なのに、日本語でノリというのが良い。Puffyもずいぶんと歌が変わったみたいで、アメリカでは「Planet
Tokyo」などパンク系の歌ばかり歌ってる様子。
内容は、人気ロック・デュオのパフィーのアミ・ユミの日常を描くというもの。ピカソみたいなグラフィック・デザインがセル画アニメに慣れている人にはちょっと見づらくもあるが、展開は典型的なドタバタの連続で、低学年向けといったところ。どちらかというとアミ・ユミの同居人として出てくるイタズラ好きのカズという変なおっさんの方が中心人物といえる。番組の最初には本物のPuffyが出てきて少しだけ挨拶する。本国ではPuffyのちょっとした日本語講座みたいなものがあるという噂もどこかで聞いたような気がしていたが、「カートゥーンネットワーク」の放送で見たときはそのようなものはなかった。ただし、エピソードとエピソードの合間にPuffyのミュージック・ビデオが流れる構成になっていた。Puffyって、あのなんだかけだる〜い感じの振り付けがいいよね。
Puffy人気はこれだけじゃない。アメリカでは「ティーン・タイタンズ」というアニメでも主題歌を歌っている。これもかなりパンクな曲。「ティーン・タイタンズ」は日本の萌え文化の影響を多分に反映したようなSF痛快アクション・コメディ。日本放送版では日本語歌詞になっているが、もちろん本国ではPuffyは英語で歌っている。
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