近年韓国映画がブームになっているが、ちょうど昨年、そのブームに乗って「韓国エンタテインメント映画祭2005
in 大阪」が開催され、チェ・ミンシク氏をゲストに迎えて好評を博した。その映画祭が、今年はよりスケールアップし、「大阪アジアン映画祭2006」(http://www.oaff.jp/)として生まれ変わった。関西テレビ放送が「進化する映画祭」を目指して企画。韓国映画だけではなく、東アジアに拡大。中国や香港、そして日本映画にも範囲を広げた新しい映画祭である。オープニング・ゲストとしては、韓国の人気スター、チャ・テヒョン氏が迎えられる。また、船越英一郎氏他大物ゲストが登場する。
映画祭は次の4つのイベントから成り立つ。
【1】劇場未公開8作品上映
リサイタルホール(中之島)
11/4(土)・5(日)
前売・当日1200円(各回入替え制・座席指定)
オープニングゲストに韓国人気スター チャ・テヒョン氏決定!
メインイベントは劇場未公開のアジア映画の上映。チャ・テヒョン氏も出ている『サッド・ムービー』がオープニング作品に選ばれ、韓国で4人に1人が観た『王の男』がクロージング作品に選ばれた。このほか、全8作品が中之島リサイタルホールにて上映される。
【2】憧れのアジア名優特集〜特選!アジア人気スター映画一挙上映
そごう劇場&ギャラリー
11/1(水)〜11/6(月)
ただし 上映会は11/1(水)〜11/3(金・祝)まで
前売・当日1000円(各回入替え制・自由席)
もうひとつの目玉が、この上映会。ペ・ヨンジュン、カン・ドンウォン、トニー・レオン、アンディ・ラウ、などなど、アジアのトップスターの主演映画を7作品、一挙上映する。同フロアのギャラリーでは「アジア物産展」が行われる。このほかファッションショー「大阪アジアン・コレクション」、空間デザイン・シンポジウムなど、女性ファンにはたまらない出血大サービスイベントといえよう。
<上映作品>
ペ・ヨンジュン主演「四月の雪」韓国映画
イ・ビョンホン主演「甘い人生」韓国映画
クォン・サンウ主演「恋する神父」韓国映画
カン・ドンウォン&チョ・ハンソン主演「オオカミの誘惑」韓国映画
アジアスター総出演「2046」香港映画
香港スター豪華競演「ベルベット・レイン」香港映画
特別企画「Mr.Boo! ミスター・ブー」デジタル・リマスター版 香港映画
【3】CO2シンポジウム&上映会<アジアン・ミーティング大阪>
KTVホール「なんでもアリーナ」(扇町)
11/4(土)・5(日)
前売・当日1000円(1日通し券)
大阪アジアン映画祭が提案する新企画。アジアにおけるインディペンデント映画の上映ネットワーク形成を目指したもので、クリエーターの作品発表、交流の機会を与える大変意義のあるイベントである。今年3年目を迎えた大阪市が主催するCO2(シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビション)。このイベントでは過去2回のCO2企画製作部門助成作品、受賞監督の新作の他、アジアから劇場未公開作品も上映。またCO2の監督の他、アジアからゲストを迎え、トークショー、シンポジウムなどを開催する。上映作品詳細は公式サイト参照。
【4】大阪アジアン映画祭特別講演会
シネ・ヌーヴォ(九条)
11/4(土)
入場無料
「映画の国際化を語ろう」と題し、日本映画の明日を見据え、「人材育成」と「国内作品の輸出促進」をテーマに特別講演会を行う。基調講演は、プサン国際映画祭実行委員長キム・ドンホ氏。続いてシンポジウムには、パネラーに大阪芸大映像学科長で映画監督の大森一樹氏と、映画コーディネーターの西村隆氏、映画評論家の上野昂志氏が司会を担当。「映画作家を育成すること」「映画を海外に売り込むこと」をキーワードに、明日の映画を考える。
また、韓国・香港の未公開映画『高校教師 恋の教育実習』、『バグ・ミー・テンダー 恋と友情の物語』を上映する。
映画祭では「スタンプラリー」も開催される。映画祭が開催される各会場および、大阪の下記ミニシアターにてスタンプを設置。スタンプを集めると、ソウル旅行やゲストのサイン色紙が抽選で当たるので、ぜひ足を運んでもらいたい。
<スタンプラリー対象ミニシアターおよび上映するアジア映画>
OS名画座『ユア・マイ・サンシャイン』韓国映画
シネ・ヌーヴォ「中国映画の全貌2006」(『ようこそ、羊さま。』他多数)
シネマート心斎橋『家門の危機』 韓国映画
テアトル梅田『パビリオン山椒魚』 日本映画
動物園前シネフェスタ4『トンマッコルへようこそ』 韓国映画
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