『ダイ・ハード4.0』DVD発売を記念してセカンドライフ内にナカトミプラザがオープン!
殺しても死なないタフなタレント、ルー大柴が立ち上がった。

ダイ・ハード4.0DVDは好評発売中 『ダイ・ハード4.0』は、公開してからまだ4ヶ月しかたっていなかったが、ぜひ早く出して欲しいというファンからの要望に応えて早くもDVDが11月7日に発売決定。これを記念して、11月6日、セカンドライフ内に『ダイ・ハード』1作目の舞台となったナカトミプラザがグランドオープンした。同日、20世紀フォックス本社にて、ルー大柴さんを迎えてのPRイベントがあり、シネマガスタッフが取材した。

 最初に、20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン(株)の内藤友樹社長から挨拶があった。『ダイ・ハード4.0』のテーマは「アナログVSデジタル」ということで、何かインターネットを通じたプロモーションはできないかと考えて、1000万人のユーザーがいる仮想世界『セカンドライフ』内に、ナカトミプラザをオープンすることになったと社長は語る。空中にはスクリーンを4枚設置。シリーズ全4作の予告編が鑑賞できる。日本だけではなく、イギリス、メキシコ、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、オーストラリア、ドイツの全8カ国で入居し、ビルの各階で各国の作品インフォメーションを閲覧できるようになっている。このように日本が主導国となっての世界的な共同キャンペーンは、映像関連全般においては史上初の試みという。

ナカトミプラザ
セカンドライフ内にオープンしたナカトミプラザ
セカンドライフでのオープン式
10/26プレオープン時のテープカットの様子。史上初となる大キャンペーンとして注目度は高い。
20世紀フォックス社長
20世紀フォックス
内藤友樹社長

ルー大柴 このキャンペーンを飾るゲストとして最もふさわしい男は、『ダイ・ハード4.0』のプレミアに出席するほどの熱烈なる『ダイ・ハード』ファン。ダイ・ハード(殺しても死なない)なタレント、ルー大柴さんだ。

 ルーさんは登場するなり、「ナイストゥーミーチュー。メニーメニーのマスコミの方にお越しいただいてサプライズしております。えー、このブルース・ウィリスの『24 −TWENTY FOUR−』ですが・・・」といきなり大ボケを噛ましつつも、フォックスの目玉商品の宣伝も決して忘れていないこのサービス精神。そんなルーさんはフォックスの内藤社長と同い年でもある。

 ルーさんは「ブルース・ウィリスのこの『ダイ・ハード4.0』。ちょっとルックしただけでももう吸い込まれてですね。本当にブルースのすばらしさ、偉大さに感激しておる次第でございます。彼も苦労人でございまして、今50を過ぎた男が非常に活躍している時代なので、ぜひこの『ダイ・ハード4.0』も皆さんルックしていただきたいと思います」と作品をアピール。

 ブルース・ウィリスとのトゥギャザーな部分については、「私よりか1歳ヤンガー・ザン・ミーなんですよね。やっぱりハードというか、生き方が熱いですよね。そこが私とセイムかなって思うんですけど、あと、意外にシャイボーイだというところが私に非常に似てるんじゃないかと」と言うと、司会者に「ルーさんってシャイなんですか?」と問われルー大柴、「なんだよ、やぶからスティックに!俺がシャイで悪いのか!」と得意のルー語が飛び出し、フォックス社員一同は大爆笑。「さくらの皆さんサンキュー。でもオールウェイズ笑わなくてもいいですよ。ところどころで笑っていただければ結構でございます。でないとタイアードつまり疲れてしまいます」というと、さらに会場は笑いの渦に包まれ、「俺、今日は調子いいなあ」と思わず顔がほころんだ。「このワーズが今ちまたで受けてるんだ。俺の人気も日本で76位くらいだったのが今は多分43位くらいになってきてるんだ」とノリノリだ。

 「最終的に私の目標はアカデミー主演男優賞を65歳くらいにゲットして、あの会場でティアーつまり涙を流したい。そのときにブルースとトゥギャザーで座る位置が一緒だったらいいかな。パーティーのときはテーブルで一緒にスパークリングワインか何かをドリンクして、「やったなお前も!グレイトだぜ!」、「ブルースだって世界的じゃないか。俺なんかスモールアイランドつまりジャパンでフェイマスだけど、ブルースの方が全然グレイトだよ」みたいな、そうやってお互いに心ないことを喋りながらトゥギャザーしたいですね」とまるでブルースとはスチューデントの頃からマブダチであったかのごとく得意げに語り、ギャラリーの笑いを誘った。

クイズに挑戦中のルー大柴 続いて、ルーさんはマシンガンを装備した自分そっくりのアバターを操作しながら、セカンドライフ内で『ダイ・ハード』クイズに挑戦。「ジャパンではこの映画にはかなり詳しい方だ」と言っておいて、いきなり答えを間違えてしまうが、フォックス担当者にちょっかいを出しながらも、なんとか最終ステージへともつれこんだ。

 ここで中継でブルース・ウィリスとつながっているというらしいのだが、ブルースの映像が映し出されるも、ルーさんがいくら呼びかけてもブルースは下を向いたまま振り向きもしない。結局何も起きぬまま映像は突然途絶え画面は真っ暗に。残念ながら出演交渉NGだったのだ。「ちょっとウェイト!ヘイ、ブルース!俺とお前の間柄なのにウォーター臭いじゃないか!俺はジャパンを代表して来てるわけだよ。今ここで俺が「ブルース」と言ったら「おうルー!」って返事してくれたっていいじゃないか。なんだよ。これじゃまったく泣き面にビーじゃないかよ!」。

 ブルース・ウィリスとのトゥギャザーな共演は実現しなかったけれども、ルー語がびしばし炸裂した楽しい30分であった。今最も注目されている『ダイ・ハード4.0』のDVDおよびブルーレイ・ディスクはただいま好評発売中だ。(文章・写真:澤田)


ダイ・ハード4.0 DVD
DVD『ダイ・ハード4.0<特別編>』(2007年/アメリカ/シネスコ/129分)
初回限定生産分につく特典ディスクには、10種類のメイキング、対談ブルース・ウィリス、未公開シーン、NGシーンなど、170分以上の映像特典を収録している。
また、日本だけのスペシャル企画として、オリジナルの英語音声の他に、ブルース・ウィリスの吹替二大ヴォイスとも言われる野沢那智さんと樋浦勉さんの二種類の吹替音声を収録。野沢派ウィリス、樋浦派ウィリス、どちらのファンにも納得のいく内容になっている。
発売元:20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン株式会社
このDVDをAmazonで買う

2007年11月7日