今週のスターバレンタインデー特集

No.096
スティーブ・ブシェーミ
Steve Buscemi (1958〜)

俺が女だったらこいつにチョコやったな第1位

 最近かなり人気がアップしてきた役者である。
「レザボア・ドッグス」(91)で一番おいしい役を演じてから、ティム・ロスと時を同じくして、急に売れっ子になってきた。

 もとはスタンダップ・コメディアン。映画デビューは84年。コーエン作品で個性が爆発(コーエン映画にはほとんど出ている)。
「イン・ザ・スープ 夢の降る街」(92)、「ハードロック・ハイジャック」(94)など、持ち味を生かして次々と出演依頼をこなしていく。同時にインディーズ映画にも出演していたとか。

 恐らくブシェーミは映画監督を目指していたのではないだろうか。そんな気がしてきた。だって
「トゥリーズ・ラウンジ」(96)でははやくも監督デビューしている。もちろん脚本も自作だ。密かに野心を抱く、映画マニアかもしれない。

 ブシェーミはその後もアクション映画などで大活躍。脇役が中心だが、その分出演本数は多く、近頃の俳優の中では最も映画に出た男といっていい。最近では
「ウェディング・シンガー」(98)、「ビッグダディ」(99)などの出演作がある。今後も派手にやってくれそうだ。だって元レスラーだからね。

 ブシェーミ作品で一番のおすすめは
「ファーゴ」(96)。とにかく見てくれ。

 で、なんで俺がもし女だったらこいつにチョコやってただろうかというと、俺って一度こいつに似てるって言われたことあるんだよね。そう言われてなんかすぐに納得してしまった。俺もこいつも変な顔してるしな。ということで、応援してるぞー。
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