どんなキャラクターもいけそうな個性派
僕のお姉ちゃんは、彼を見て「蠅みたい」といった。確かにそうである。まさに「ザ・フライ」では蠅を演じていたのだから。怖い目つきと、汚らしい髭と、ボサボサの髪の毛から、どうしてもみすぼらしい印象を受けてしまうが、表情はいつも真剣であり、どんな役でもマッチしそうな感じがする。
彼の本格的なスター人生は「ジュラシック・パーク」に出演してからである。冷静な科学者の役であったが、それでいて厳しい表情のままのつっこみが笑えた。表情だけでなくて、声も妙にかっこいいんだよね。僕らは「なんか渋いね」と褒めたものだ。
「インデペンデンス・デイ」では地球を救う勇敢な科学者を演じた。これがまた良かったんだね。クソ真面目な奴で、離婚した妻のことを一途にまだ愛してる。ラストで葉巻をふかすところも良かった。
わりと娯楽映画の傑作に恵まれている個性派なので、これからの彼の映画人生はもっと面白くなるだろう。
DVDの検索
|