今週のスター

コン・リー

No.018
コン・リー
Gong Li(1965〜)

 中国映画といえばこの人

 僕が今最もはまっている女優である。思い切り”中国美人”やんか。
 この人は、恵まれた女優だと思う。最初の頃の出演作が全部絶賛されてるからね。チャン・イーモウという偉大な監督に見いだされたことが、ラッキーなスタートだった。いずれにせよ、コン・リーは不幸なスタートをきっていても、やがては大物になれる才能を持っていた。

 中国映画ってのは、しょぼかった。今までで、中国映画って何か知ってるか? 知らないだろう。香港映画なら有名だけどね。でも、90年代になってから急にアジア映画が活気づいてきて、中国でもチェン・カイコーとかチャン・イーモウとか、すごい監督が現れた。そういう監督一派のことを、”中国五世代”というらしい。ようやく中国映画が世界的な評価を得たわけだけど、その作品群に必ず顔を見せていたのが、コン・リーだ。たぶんアメリカ人とか、中国女性といったら、コン・リーのイメージがあるんじゃないかってくらい、彼女は世界で評価される中国映画のほとんどに出ていた。彼女しか女優いなかったのかも。なんちゃって。

 それにしても美人だ。チャン・イーモウが監督した「紅夢」「菊豆」は特におすすめ。中国四千年の歴史だからできた、静の芸術、色の芸術を堪能できる。その中で、コン・リーの存在が際立っていた。
 大作にも多く出演。チェン・カイコー演出の「さらば、わが愛」「始皇帝暗殺」の評価はヤルよね。よく百恵ちゃんに似てるって言われるけど、一緒にしてもらっちゃ駄目だぞ。今は国際的にハリウッドでも活躍中だからね。でもやっぱ中国語しゃべってるときが綺麗かな。
 写真じゃなくて、動いているとこ見て欲しいね。しぐさがまた たまらないんだ。

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