企画1
カンヌ映画祭パルムドール・リスト

 フランスのカンヌ映画祭は、世界で最も華やかな祭りだといわれている。大勢のセレブたちが集まって、色々な映画を上映して映画鑑賞を楽しもうというイベントでもあり、また、映画を売り買いするための最大マーケットでもある。フェスティバルの中でもメインとなるのはコンペティション部門の上映と最優秀作品の選出。毎年国籍に関係なく20本前後の作品がコンペティション部門に出品され、その中のおよそ1本がパルムドール、すなわち最高賞に輝く(グランプリは次点扱い)。毎年10人程度の映画俳優・監督・評論家が審査委員を務める。パルムドールに輝く作品は、毎年審査委員の好みに左右されるが、それでも世界最高の賞ともいえるカンヌ映画祭を制覇することは監督たちの夢であり、目標だ。

1946年(第1回) 田園交響楽
失われた週末
逢いびき
地球は赤くなる
無防備都市
白き処女地
試煉
最後のチャンス
翼のない男たち
決定的な曲がり角

Neecha Nagar
1947年(第2回) 幸福の設計
海の牙
ジーグフェルド・フォーリーズ
十字砲火
ダンボ
ポーランドの洪水
1949年(第3回) 第三の男
1951年(第4回) ミラノの奇蹟
令嬢ジュリー
1952年(第5回) 2ペンスの希望
オセロ
1953年(第6回) 恐怖の報酬
1954年(第7回) 地獄門
1955年(第8回) マーティ
1956年(第9回) 沈黙の世界
1957年(第10回) 友情ある説得
1958年(第11回) 鶴は飛んで行く
1959年(第12回) 黒いオルフェ
1960年(第13回) 甘い生活
1961年(第14回) ビリディアナ
かくも長き不在
1962年(第15回) サンタ・バルバラの誓い
1963年(第16回) 山猫
1964年(第17回) シェルブールの雨傘
1965年(第18回) ナック
1966年(第19回) 男と女
密がいっぱい
1967年(第20回) 欲望
1968年(第21回)  (中止)
1969年(第22回) if もしも・・・
1970年(第23回) M★A★S★H
1971年(第24回)
1972年(第25回) 黒い砂漠
労働者階級は天国に入る
1973年(第26回) スケアクロウ
雇い人
1974年(第27回) カンバセーション・・・盗聴・・・
1975年(第28回) 小さな火の歴史
1976年(第29回) タクシードライバー
1977年(第30回) 父/パードレ・パドローネ
1978年(第31回) 木靴の樹
1979年(第32回) ブリキの太鼓
地獄の黙示録
1980年(第33回) 影武者
オール・ザット・ジャズ
1981年(第34回) 鉄の男
1982年(第35回) ミッシング
路<みち>
1983年(第36回) 楢山節考
1984年(第37回) パリ、テキサス
1985年(第38回) パパは、出張中!
1986年(第39回) ミッション
1987年(第40回) 悪魔の陽の下に
1988年(第41回) ペレ
1989年(第42回) セックスと嘘とビデオテープ
1990年(第43回) ワイルド・アット・ハート
1991年(第44回) バートン・フィンク
1992年(第45回) 愛の風景
1993年(第46回) ピアノ・レッスン
さらば、わが愛/覇王別姫
1994年(第47回) パルプ・フィクション
1995年(第48回) アンダーグランド
1996年(第49回) 秘密と嘘
1997年(第50回) うなぎ
桜桃の味
1998年(第51回) 永遠と一日
1999年(第52回) ロゼッタ
2000年(第53回) ダンサー・イン・ザ・ダーク
2001年(第54回) 息子の部屋
2002年(第55回) 戦場のピアニスト
2003年(第56回) エレファント
2004年(第57回) 華氏911
2005年(第58回) ある子供
2006年(第59回) 麦の穂をゆらす風
2007年(第60回) 4カ月、3週間と2日
2008年(第61回) クラス
2009年(第62回) 白いリボン

以下、毎年更新

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