タイトル
続・男はつらいよ
公開年
1969年11月15日(第2作目)DVD
ゲスト
佐藤オリエ、東野英治郎、山崎努
ストーリー1
中学校の英語の先生と30年ぶりに再会する
ストーリー2
寅がまだ見ぬ母に会いに京都に行く
解説

1作目と比べて、こちらはずいぶんとスローな展開になり、寅次郎のキャラクターも優しい人間になった。映画としてのキレ、まとまり、テンポの良さでいえば1作目の方が完成度は上だろうが、寅の人情味にスポットを当てた点では2作目の方が興味深い。これほど号泣する寅次郎の姿を見ることができるのは本作一本しかない。1作目と同じく、またしても寅は手痛い失恋を経験することになるが、本作では珍しく部屋の中でひとり男泣きしているところをさくらに見られてしまう。涙を見られる前に旅に出るのが寅のダンディズムだとすると、まだ本作の段階では寅のダンディズムは完成していないわけだが、いずれにせよ、ここで寅が人一倍涙もろいことを示しておいたのは正解だった。だからこそ、その後の作品の寅の後ろ姿に、涙をこぼす寅の顔を想像させるのである。シリーズの悲哀の原点がここにある。

名台詞
散歩先生「お前のお袋もいつかは死ぬ。その時になってお袋の顔を見ておけばよかったと後悔しても取り返しがつかんのだぞ」

週刊シネママガジン