週刊シネママガジン特別企画名言集フィリップ・シーモア・ホフマンの言葉

フィリップ・シーモア・ホフマンの言葉

フィリップ・シーモア・ホフマン

誰が何回結婚したかとか趣味は何かとか誰とつきあっているのか、なんてことを観客が知り尽くしていたら、その俳優が役になり切っていたとしても観客にリアルに感じてもらうことがとても困難になる
PLAYBOY(集英社)2006年7月号

 

<解説>
 半分映画雑誌化しているPLAYBOY誌のインタビュー記事より引用。
 俳優が、裏で麻薬につぶれていようが、婦女暴行していようが、州知事になろうが、ホモだろうが、映画は映画のはずなのに、観客はどうしても映画を見る上で俳優のプライベートを重ね合わせてみようとする。
 フィリップ・シーモア・ホフマンはオスカーを獲得し、今でこそ有名だが、一昔前は色々な映画にひょっこり出てくる一癖ある脇役だった。彼はプライベートを守ることで、どんな役にでも順応することができた。

2006年6月4日