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スティーブン・スピルバーグの言葉

スティーブン・スピルバーグ
私にとってテレビの仕事は芸術じゃありませんでした。テレビの世界で仕事をしているうち、自分が本当に映画を作りたいのかどうかわからなくなりました。まるで工場で働いているみたいだったからです。子供の頃映画を作るたびに感じていた刺激も喜びもそこでは感じられませんでした。情熱さえも衰えていきました。

 

<解説>
テレビも映画もどっちも似たようなもんだと言う人たちを一蹴する言葉。映画監督を目指して自主映画制作をしていたスピルバーグが、テレビ業界に就職し、その世界が自分の想像していたものと全然違っていたというショックを本音で語ってくれた。
テレビはベルトコンベアの流れ作業で作ったかのようなつまらないものだが、映画は芸術家のカンバスのようで、自由に仕事ができる。つまらない仕事を何年も黙々とやってちゃダメってこと。

2004年7月10日