週刊シネママガジン特別企画名言集カーマイン・コッポラの言葉

カーマイン・コッポラの言葉

カーマイン・コッポラ

どの監督も映画を作る時はそれぞれの哲学を持って製作しているわけだし、その場合、その哲学は彼らの人生に依るところが大きい。なぜなら映画は人の生き様を表現しているわけだからね。私は私に興味があるし、私がしてきたことも、そして私自身が好きだ。
「newFLIX誌/1991年4月号」ビクター音楽産業

 

<解説>
フランシス・F・コッポラの父であり、音楽家のカーマイン・コッポラの言葉。
「作品」というものは作者の自伝であり、作者の意見の主張であるということ。
芸術家というのは、たいていがナルシストである。カーマイン・コッポラも自分が一番好きであるし、その自信から仕事を数多くこなすことができる。カーマインは映画音楽に既成音楽を使うことが大嫌いで、映画音楽はすべて映画のためにオリジナル曲を書くべきだとも言っている。これも彼の哲学ゆえである。

2005年5月22日