週刊シネママガジン今週のスタージューン・アリスン
ジューン・アリスン

ジューン・アリスン
June Allyson
US Actress (1917-2006)


 ジューン・アリスン。僕は昔はあまり好きじゃなかった。僕は昔ジェームズ・スチュワートの映画を浴びるように見ていたが、ジューン・アリスンは、「甦る熱球」(49)、「グレン・ミラー物語」(54)など、なぜかジェームズ・スチュワートの奥さん役でよく出てくる女優だった。僕がジューン・アリスンをあまり好きじゃなかったのは、まだ青かった僕には、この人があまり綺麗な人に見えなかったからだろう。ジェームズ・スチュワートの相手役では、ドナ・リードとかジーン・アーサーとかは昔から好きだったんだけど、ジューン・アリスンとキム・ノバクはダメだった。あれから10年。僕も社会人になって長くなるけど、今ではジューン・アリスンもキム・ノバクも大好きだ。ノバクは本当に色っぽいし、アリスンはとってもキュート。僕もやっと二人の良さがわかる年かっこうになりました(グレース・ケリーだけは今もまだ良さがわからんけど・・・)。
 それなら、ドナ・リード、ジーン・アーサー、キム・ノバク、ジューン・アリスン、恋人にするなら誰を選ぶかというと、そりゃもちろん、迷わずアリスンである。ジーン・アーサーについていくのは大変そうだし、キム・ノバクは僕には不釣り合い。ドナ・リードは高嶺の花で、到底無理な話ですな。でもジューン・アリスンならうまくやっていけそうな気がする。そんな願望を抱かせるのが、ジューン・アリスンのいいところなんじゃないかと思う。ときどきドキドキするような美人にもなってくれるし。なんか変な説明になっちゃったかな(ごめんなさい)。しっかりもので、きっぷのいいお姉さん。お友達になってくれたら嬉しいなと思わせる。それがジューン・アリスンだ。そういえば、ジーン・アーサーはすごいキンキン声だったけど、ジューン・アリスンもまたかなりのどら声ですな。
 大女優なので、出演作には名作が多いかと思ったけど、案外出演作は少なく、有名作品では「若草物語」(49)くらいかな。でもこれはジューン・アリスンよりもエリザベス・テーラーの名前で取り上げられることが多く、残念である。ダンスが得意で、ユーモアのセンスもあり、テレビ番組の司会を務めたこともあったようだ。
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2006年6月12日