週刊シネママガジン今週のスターキャサリン・ゼタ・ジョーンズ
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ

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 「シカゴ」(02)は役者主義の映画であることが嬉しい。キャサリン・ゼタ・ジョーンズのダンスには迫力があった。昔ウーマ・サーマンの黒髪にびびりまくった僕は、今度はゼタ・ジョーンズの黒髪にドキッとしたもんだ。外国人だからこそ、黒髪がかえって素敵である。日本人は黒髪が好きだということで、あのラックス・スーパー・リッチのCMにも起用される。日本だけでなく、アメリカでは携帯電話のCMに出演。あちらでは映画スターがテレビCMに出ることは品位を落とすと言われているが、そんなのお構いなし。ゼタは自分の結婚式の写真、子供の写真までもビジネスに利用し、マスコミを大いに刺激するのだった。アメリカ美容協会はゼタの顔を「もっとも理想の顔」と称え、一方で化粧品メーカーのエリザベス・アーデンは、ゼタをイメージして、新作の香水「アーデンビューティ」を発表する。ブームのさなか、ゼタの画像ファイルを偽ったトロイの木馬ウィルスがばらまかれる事件もあった。
 僕も最近かなりゼタのことが気になってきた。今、うちのパソコンのデスクトップは彼女のセクシー・ポーズに彩られている。なんかラクウェル・ウェルチみたいに、妙にハリウッドくさい存在感が好きである。顔も整っていて好きだが、アニメキャラのような嘘みたいなプロポーションもたまらない。「エントラップメント」(99)のボディスーツはゼタ以外に考えられなかった。もちろん「トラフィック」(00)、「アメリカン・スウィートハート」(01)では演技力も認める。次はアニメ映画の声優にも挑戦するが、いよいよ見た目だけの女優ではないことをわからせてくれそうだ。