ジュリー・アンドリュース

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ジュリー・アンドリュース  

 うちのサイトのカラーにマッチしてるのか、アンドリュースを紹介して欲しいという沢山のメッセージをいただきました。こりゃもう紹介しないわけにはいきませヌ。

 どんな本を見ても必ず載ってること、それは彼女が舞台劇「マイ・フェア・レディ」の主演をしていながら、映画版「マイ・フェア・レディ」の主演の座を奪われてしまったこと。それが映画デビュー作となるはずだったのだが、そんなことでへこたれることがないのが英国の舞台役者ってもんで、それじゃあとディズニーにお願いされて出たのが「メリー・ポピンズ」(64)。デビューしていきなり主演でしかもオスカー受賞。すごい早口で歌ったり、優しい子守歌を聞かせたり、こんな家庭教師がウチにも来てほしいもんだと思っていたら、そのあくる年「サウンド・オブ・ミュージック」(65)で再び歌う家庭教師役として登場。このよくわからないけど意味深なタイトル。ジュリーにぴったりじゃないか。 オードリーやナタリーみたいに吹き替えじゃなくて、ジュリーの歌声は腹から出てきた本物の歌声。「サウンド・オブ」のジュリーの第一声の歌声には多くの客が感動した。大自然をバックに幸せ一杯に歌って、あの面長の顔も口をあけるととても素敵だ。今までに出た映画の本数は少ないけれど、この2本がある限りジュリーは永遠に映画界のナンバー1歌姫だ。

 「メリー・ポピンズ」の髪型、ビデオをよく見てみると、どうもカツラっぽい。スターはロングヘアが鉄則といっても過言ではない映画界で、ジュリーはあの頃からショートヘアだったということか? しかし「サウンド・オブ」では思い切ってショートヘアでアタック。それからというもの、ジュリーはショートヘア女優で最も有名になった。日本では「サウンド・オブ」の物語が30年後に世界名作劇場でアニメ化されたけれど、同アニメの主人公がジュリーを意識したものだということは明らかだった。

 「モダン・ミリー」(67)では服装のセンスがあることもわかった。スリムだから踊っているところがとてもキュートだった。すごく元気な先生というイメージが僕には強かったから、今のような王女様っぽい雰囲気は「なんか違うぞ」と思ってしまうんだけど、僕と同じことを思った人に見てもらいたいのはヒッチコック・サスペンス「引き裂かれたカーテン」(66)。歌も良いけど、たまには歌わないジュリーも見てもらいたい。
 数年前、声がつぶれて、ファンを心配させたけど、ジュリーは歌だけじゃないこともお忘れなく。といいつつ、声が回復したらまたミュージカル映画に主演して欲しいなとも思うのはファンのサガです。

 

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