バージェス・メレディス

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バージェス・メレディス  

 ジジイ俳優をこよなく愛する僕としては、メレディス親父ははずすわけにはいかない。ジジイジジイってだけで「名優」呼ばわりされてしまうのはシャクだけど、メレディス親父だけはやっぱりそのジジくささが何より好きなわけで。
 身長はあったので、別段チビというわけじゃないけど、見た目が小柄に見えてしまう体型なので、たちまち「バットマン」(66)のペンギン役で人気者になった。「バットマン」の敵はみんなアホだが、ペンギンだけはかしこくて、強かな大ボスだった(でもやっぱりどこか抜けたところが好き)。このイメージが強烈すぎるため、お子ちゃま向けのB級映画では悪役を演じる機会も増える。
 昔から「二十日鼠と人間」(39)含め、結構有名な作品に沢山出ているのに、大半は5分程度の脇役。しかしその5分間が熱い。自分の出番を作品のハイライトにしちまってるのがメレディス親父のすごいとこ。
  一番の当たり役は兵隊たちのドラマ「G.I.ジョー」(45)。これは関連フィギュアも発売され、子供たちの間で大ヒットした。40年ほど後にテレビアニメ化もされたが、そちらの方も声で出演している。
 お年とはいえ、「イナゴの日」(75)に出ていた頃がたぶんバージェスの生涯の絶頂期。あの頃はわりと色々な映画に顔を出していた。

 

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