時限DVD 米で封切り

2004年11月14日(日)L.A.【朝日】
パッケージから取り出して一定時間が過ぎると視聴できなくなるよう特殊加工された「時限」DVDを使った新作映画が、近く米国で本格発売される見通しとなった。劇場公開とDVD発売をほぼ同時に実施する予定。
米メディアによると作品はクリスマス向け映画「ノエル」。DVDはネット販売で4.99ドル。特殊な薬品が塗られたDVDは空気に触れると変質が始まり、約48時間後にはデータが読み取れなくなる。鑑賞機会が限定されるため、劇場公開と同じ顧客層での販売効果が期待できるという。

この記事を読んで、俺は悲しくなったよ。劇場公開後にすぐにDVD化される最近の傾向もひでえことだと思ってたんだけどよ、劇場公開と同時にDVDを出すなんて、それじゃあ劇場は何のためにあるんだっての。劇場で映画を観るという楽しみもへったくれもねえな。「DVDで観るから映画館では観なくてもいいや」という人も、最近のDVDのリリースが早すぎるのが原因だと俺は思うんだ。
48時間後に再生できなくなるってことは、つまりは返却しなくてもいいレンタルビデオみたいなもんだな。これじゃコレクションもできやしないぜ。コレクションしたかったら、正規販売のDVDのリリースを待たなくちゃならないんだろうけどよ、一度DVDで観たものを数ヶ月後にDVDで買おうって気にはならねえなあ。胸のバクバクがねえんだよ。

 

2004年11月14日