専用眼鏡なしで
立体映像再生
システム開発

2003年10月7日(火)日本【読売】
シャープは6日、奥行きのあるDVDソフトの立体映像を、専用眼鏡を使わずに鑑賞できる再生システムを、アメリカの画像処理技術開発会社の「ダイナミック・デジタル・デプス社」と共同開発したことを明らかにした。
立体映像化した専用のDVDソフトを、シャープが開発した立体表示用の液晶画面で鑑賞する。
DVD映像を専用眼鏡なしに立体的に鑑賞できる再生システムは世界で初めて。今後、商品化も検討する。

アダム「シャープは携帯電話の待ち受け画面で、専用眼鏡なしの立体映像をすでに実現させているのであります。この分野では、東芝と三洋も開発を進めているのですが、DVD商品の立体化に目を向けたのはシャープが初めてであります」
 
ピエール「NHKで、眼鏡なしで飛び出す映像を見たことがあるけど、あの時は、首を固定されて、鑑賞中、決して動いちゃいけなかったんだけど、気分が悪くなって、とてもまた見ようとは思わなかった。眼鏡をかけることより、首を固定されることに俺は抵抗がある。そこを肝に銘じてもらいね」
 
ノーマン「3D映像は右目と左目の位置関係から生じる角度差を利用して表現する。1ピクセルおきに液晶をマスクして、左右の目に異なる映像を映しだし、奥行きとして錯覚させる。画期的だが、この方式では解像度は半分になり、映像は暗くなる。一度に1人しか鑑賞できない欠点もある。ハードルはまだ残っているが、立体TVの実用化は着々と現実に近づいている」
 
マリリン「DVD化するのはいいけど、買う人いるのかしら。だって、DVDの目的のほとんどは映画鑑賞でしょ。映画は立体じゃないから、ニーズが少なすぎるわ。それとも、二次元の映像を無理矢理三次元で見せようっていうのかしら」

2003年10月13日